今回の「たなべログ」はイベントレポートをお届け!
京田辺市の、のどかな田園風景が広がる場所で行われたあるイベントに参加してきました。
それは近年増える「耕作放棄地」を開墾して、農地に甦らせるというもの!
このイベントを主催するのは、京田辺でごみ削減や地球温暖化といった問題解決に向き合い活動に取り組んでおられる女性です。
今回は開墾イベントの模様と、その素敵な活動についてご紹介します。
まにっき
京田辺市で、小学生の男子2人を子育て中です。
イラストを描くことが趣味であり生きがい。
ココナラで似顔絵等のご依頼承ります!
お絵描きで地域貢献したいです。お気軽にお声がけくださいね。
ブログ https://mani-mag.com/
Instagram: @ma.nikki
X(Twitter): @mani_mag_com
em farm(エンファーム)さんの開墾イベントに参加しました!
今回の開墾イベントを主催するのは「miraibito em farm(ミライビト エンファーム)」の代表、千崎朋子さんです。
朋子さんは「miraibito em farm(ミライビト エンファーム)」を運営し、ごみ削減や地球の気候変動といった問題に向き合い、農業を通して問題解決への活動に取り組まれています。
朋子さんは、私まにっきとはご近所さんの間柄。
昨年、地域のスポーツ行事で初めてお会いしてから、ご自宅でのワークショップにお誘いいただいたりして、今では仲良くさせてもらっています。
「miraibito em farm(エンファーム)」とは?
「em farm(エンファーム)」では、家庭から出る生ごみを発酵させて堆肥にし、それだけで野菜やハーブを育てています。
em farmでは、会員さんに家庭で出た生ごみからコンポストを使って堆肥を作ってもらい、回収。その堆肥をさらに発酵させて畑の土づくりに利用しています。
ごみを減らし、地球温暖化に歯止めをかけたいという思いがあります。
また、高齢化で増える「耕作放棄地」を開墾して農地として管理する活動も行っています。
なるほど、今回の「開墾イベント」はその活動の一環なんですね。
それではさっそく、作業にいきましょう〜!
耕作放棄地を開墾して新しい農地を作る
開墾イベントに参加したのは、私含めて女性3名。
私以外のお二人は、em farmの農園でご自身で野菜づくりもされているそうです!
開墾するのは、京田辺市の北部に位置する松井地域の田園地帯の一角です。
一見すると、草木が生い茂った荒地ですが、こちらは近年の高齢化で増加している「耕作放棄地」。en farmではこうした耕作放棄地を開墾して、また農地として使えるように整備・管理。
コンポストで作った「生ごみ堆肥」から作った土で、野菜やハーブを育てていくのだそうです。
何年も人の手が入らず、雑草や太いツタ・笹などに覆われた荒地を、作物が育つほどの農地にしていくのはなかなか簡単にはいかず、時間と根気のいることです。
でもそれだけ草木本来の生命力の強さを感じることもでき、自然の中で身体を動かす気持ちよさを味わうこともできました。
開墾作業は、私は2人1組で伸び放題の雑草と笹をひたすら伐採します!
暑さも忘れて、気づけば夢中で刈っていました…。
草木やごみが片付いて、かなりスッキリしましたね〜!
皆さんお疲れ様でした!この後は畑でお弁当をいただきましょう!
うわ〜!嬉しいです!
体を動かした後に青空の下でランチ、幸せすぎます…!
作業の後はお外でランチをいただきました!
約1時間半の作業の後は、畑にシートを敷いてランチタイムです!
手作りのお弁当とお味噌汁をみんなでいただきました。
このお弁当、なんと朋子さんの旦那様の手作りなんです!!
お料理が得意な旦那様、イベントではたびたび手料理をふるまって下さってます。
自然の中で体を動かした後は、ご飯がいっそう美味しく感じられました!しかもお外でいただくというのも、非日常的でたまらない心地よさがあります。
お弁当を味わいながら、朋子さんのこれまでと現在、そしてこれからのお話を伺いました。
em farm(エンファーム)代表・朋子さんにお話を伺いました
英語教師や海外勤務を経て、京田辺に移住
大学卒業後は高校で英語教師をしていて、28歳の時にワーキングホリデーで2年間カナダへ。その後、機械メーカーでの海外勤務も経験しました。
海外での勤務経験もお持ちの朋子さん。その語学力を活かして現在は自宅で英会話教室も運営されています。
ここ京田辺市へと移住されたのは、約3年前のこと。京田辺を選んだのにはどんな理由があったのでしょうか?
夫の会社が現在の自宅の近くにあり、通ううちに「自然が身近にあっていい所だな」と感じていたんです。パワフルな女性が多いのも印象的でした。
女性がパワフル!確かに…。この地域の住民としてすごく分かります〜(笑)
※まにっきは朋子さん宅のご近所に住んでいます。
ごみ削減・温暖化阻止のために出来ることを自問自答…「循環農園」の活動へ
京田辺市松井で売り出された空き家を見つけ、引っ越すことを決めた朋子さん。
自然が残り農地が広がるこの地で朋子さんが向き合ったのは、近年の異常気象や高齢化といった問題に歯止めをかけることでした。
今までの行動を劇的に変えないと、地球の未来は大変なことになるのでは?じゃあ私に何ができるのか…と自問自答し、現在の活動に至りました。
そうして「miraibito em farm(ミライビト エンファーム)」の活動を始めた朋子さん。
生ごみを捨てずにコンポストを使って堆肥にし、その肥料で野菜やハーブを育てる。その野菜を食べた後はまた肥料として畑へ…という循環を繰り返すことで、家庭の「燃やせるごみ」を減らして、環境負荷の軽減に貢献することができるといいます。
なので、私たちの畑は「循環農園」や「循環畑」というふうに呼んでいるんです。
私も気になって調べてみたのですが、捨てられた食べ物などをごみとして処分すると、地球温暖化の要因となる温室効果ガスが排出され、その量は飛行機によるものよりもずっと多いのだといいます。(参考:グラフィックで考えるSDGs-Yahoo!JAPAN SDGs)
毎日自分たちの出しているごみが、どういう過程で処理されて環境に影響しているのか…あまり意識していなかっただけに衝撃的でした。
こうした問題への危機感から、自ら出来ることを考え行動を起こしたのが、朋子さんの「miraibito em farm」の活動なんですね。
京田辺での子育てには「選択肢」があるのも魅力
現在5歳の娘さんを子育て中でもある朋子さん。
京田辺市で子育てをしていく上で、魅力に感じることもあるといいます。
自然が残る環境で娘を育てたいということと、京田辺にはシュタイナー学校やインターナショナルスクール、個性豊かな私立幼稚園があることで、教育の選択肢に恵まれているのも大きな魅力に感じました。
身近に自然があり、教育環境にも恵まれた京田辺が魅力的だと話す朋子さん。そんな中でお友達も増えて、京田辺での子育てを楽しむことができているそうです。
これから目指すこと
最後に朋子さんのこれからの目標、目指していきたい事について伺いました。
em farmの活動を各地で広げたい
em farmで行っているコンポスト堆肥を作る活動を、たくさんの方に紹介していきたいです。それを各地で広げていくことを目指しています。
朋子さんはご自宅でのコンポスト堆肥の説明会を行うほか、京田辺市内や近隣のイベントやマルシェなどにも足を運んでコンポストの展示・紹介をされています。
また、Instagramを拝見すると、ご自宅での楽しそうなイベントの様子がたくさん…!
ご自宅の離れのスペースで月に数回、ヨガや書のレッスン、お料理会など、朋子さんのお仲間の皆さんによるイベントが開催されているんです。
イベントではゆる〜い気持ちで楽しんで、そこから朋子さんの活動や想いに触れるきっかけにもなってると思います。気になった人はぜひ参加してほしいです!
朋子さん、今日は楽しいイベントとお話をありがとうございました!
おわりに
朋子さんは、いつも朗らかで笑顔の絶えない本当に素敵な女性です。
誰に対してもフラットで、私も初対面からすぐに打ち解けてしまいました。今では何度もご自宅の楽しいイベントに参加させてもらって、仲良くしていただいています。
朋子さんを尊敬するのは、地球温暖化や高齢化といった規模の大きい問題を「自分ごと」と捉えて、諦めたりスルーするのではなく具体的な行動を起こしていること。
これは、ご自身も小さな娘さんを子育て中という立場から、子供たちの担う未来を変えたいという想いが強くあるからだろうな、と感じました。
京田辺には、こんな女性がいてくれるんだということが誇らしく思えます!
朋子さんの運営する「miraibito em farm」の活動と今後の情報は、公式Instagramからぜひご覧くださいね。
朋子さんの運営する「miraibito em farm」のインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/miraibito_emfarm/
活動の様子や想いを詳しく知ることができます。
今後のイベント・ワークショップの予定も随時更新されていますのでチェック!
まにっき
京田辺市で、小学生の男子2人を子育て中です!
イラストを描くことが趣味であり生きがい。
ココナラで似顔絵等のご依頼承ります!
お絵描きで地域貢献したいです。お気軽にお声がけくださいね。
ブログ https://mani-mag.com/
Instagram: @ma.nikki
X(Twitter): @mani_mag_com
こんにちは、京田辺市で子育て中のまにっきです。
新年度から1ヶ月あまりが経ち、我が家の新1年生も学校に慣れたようで元気に登校しています!