今回の「たなべログ」では、イベント参加レポートとインタビューをお届けします!
この連載の5月号の記事でご紹介した「miraibito em farm」の朋子さん(@miraibito_emfarm)のお宅で開催されるワークショップイベントのひとつ、「書のじかん」に参加してきました。
▼好評いただいた前回の記事もぜひご覧ください!
講師は、京田辺市で書道教室をされている真知(まち)先生(@machi_shonokissa2023)です。
コーヒーの香りに包まれながら、筆を持つ時間はどこか非日常的で最高の癒し体験でした…!
レッスンの後には、真知先生の想いやヒストリーについてもお話を伺いました。ぜひ最後までご覧くださいね。
まにっき
京田辺市で、小学生の男子2人を子育て中です。
イラストを描くことが趣味であり生きがい。
ココナラで似顔絵等のご依頼承ります!
お絵描きで地域貢献したいです。お気軽にお声がけくださいね。
ブログ https://mani-mag.com/
Instagram: @ma.nikki
X(Twitter): @mani_mag_com
em farmさんのワークショップ「書のじかん」
お邪魔したのはmiraibito em farmの朋子さんのお宅。
定期的に開催されているワークショップ「書のじかん」です。今回私は初参加!
em farmさんでは他にもいろんなワークショップやイベントをされていて、ゆる〜く集える素敵な空間です。詳しくはInstagramをご覧ください!
講師の真知(まち)先生(@machi_shonokissa2023)は、京田辺市のご自宅で書道教室をされている女性です。3人のお子さんを子育て中のママでもいらっしゃいます。
▼真知先生のInstagramはこちら
https://www.instagram.com/machi_shonokissa2023/
月曜日・木曜日はLIVE配信あり!お稽古の体験やワークショップなど気軽にお問い合わせください。
▼公式LINE
最新情報の配信や登録特典もあり!筆耕のご依頼もこちらから。
今回のテーマは「いろは歌」
今回のレッスンのテーマは「いろは歌」。古くから使われてきた、ひらがなのお手本です。
毛筆と墨を使って改めてひらがなを練習するのというのは、新鮮な気持ちになりますね。
書き始める前にまずは、真知先生から毛筆で書く時の腕の動かし方、コツなどを教わります。
「手首や指に力を入れて動かすのではなく、腕全体を動かして…」と、軽やかに繊細な線を書いていく真知先生。さすがです…!
筆を持ってひらがなに向き合う、静かな時間
まずは練習用の半紙に3枚ほど、お手本を見ながら書いていきます。
いきなりお手本通りに書くのは難しいけれど、繰り返すうちに少しずつ「字の流れ、つながり」を手が覚えるような感覚になってきて、指先に入っていた力も抜けてきた気がしました。
いつの間にかみんな静かに筆を動かして…集中してたくさん書いていました!
練習でコツを掴んできたら、先生が用意してくださった清書用の色付きの半紙に書いていきます。この色付き半紙にはうっすら模様が入っていたりして、かわいい!
テンションが上がりつつ、清書も完成しました〜!
私も小学生時代には習字を習っていた時期があったものの、普段書く文字はお世辞にも美しいとは言えず…。
上手に書けるか全く自信がなかったのですが、1時間半ほどのレッスンで清書したひらがなは自分の書いた字とは思えないほどキレイに見える!びっくりしました。
真知先生は、レッスンを通して「上手に書こうというのを目的にするより、筆を持って書くことでの楽しい体験を味わってほしい」と仰っていました。非日常な”筆で書く”ことの楽しさを体験したり、心を休める時間になれば、という想いがあるそうです。
確かに、リラックスしつつも先生がポイントを押さえてアドバイスを下さるので、うまい具合に力が抜け、結果キレイな字が書けたんだなぁと実感しました!
恒例のランチも頂いて幸せでした…!
レッスンの後は、em farmさんのお家イベントでは恒例のランチをいただきました!
ボリュームたっぷり、美味しい〜!いつもありがとうございます…!
【インタビュー】真知先生にお話を伺いました
レッスンの後、真知先生のこれまでの歩みから、書道に向き合う想いについてお話をお伺いしました。
銀行員からご朱印書きの仕事に転身!
書道を小学生の頃から習い、今では師範として自宅での教室運営や、オンライン・対面レッスン、筆耕のお仕事など「書」をお仕事にされている真知先生。
書道を仕事にするまでの道のりは、どういったものだったのでしょうか?
社会人になって銀行に勤めていたものの、やっぱり自分の好きなことを仕事にしたい…という気持ちが強くなっていました。その頃、寺院での「ご朱印書き」の仕事を見つけて、2年間御朱印書きをしていました。
お〜!!しかも誰もが名前を知ってるあの有名寺院で…!
ご自分の得意分野や好きなことを活かせる、まさに天職のようなお仕事をご経験されたんですね。
専業主婦として子育てに専念…その中での葛藤
その後、結婚や出産を経て、専業主婦として子育てに専念する時期へ。子どもや家族が中心の生活の中で、葛藤する気持ちが生まれてきたといいます。
家庭中心の生活は幸せだけど、キッチリやらないと…という圧を自分でかけてしまいがちだったり息苦しい部分もあって。そんな時に子育てと好きな事を両立して楽しそうな友人の姿を見て「私もそうありたい」という想いを持つようになりました。
なるほど…私もこういう気持ち、すっごくわかります!
子育てや主婦業と、自分の好きな事。どちらも大事だからこそ悩むこともあるんですよね。
「自分らしく好きなことをしたい」想いから、書道の先生に
そんな時にまた書道を習い直したこともあって、自分にとって「何歳になっても、自分らしく好きでいられること」を見つめ直したら、書道にたどり着いたという真知先生。
書道を仕事にできたら…と考えていた頃、娘のお友達にお試しで習字を教えることに。それをきっかけに「先生の仕事って楽しい」と気づき、教室を開くことにつながっていきました。
先生の立場からは、習字を通して子供達の成長を見守ることができるという喜びにも気づいたそう。少しずつ教えるお友達が増えていき、現在のご自宅での教室運営に繋がっていきます。
「自分の名前」を書くことを通して伝えたい、大事なこと
ところで、真知先生のInstagram(@machi_shonokissa2023)を拝見すると、「まずはあなたを映す名前から」という言葉が目に留まります。
真知先生の活動の中で、「名前」を通して大事にされている想いがあることが伝わってきますが、詳しくお聞きしてもいいでしょうか?
きっかけはインスタライブで「100人のお名前を書きます」という企画をしたことでした。すると思った以上に反響をいただいたんです。
インスタライブの企画は、真知先生がフォロワーさんのお名前を1人ずつ筆で書いていくというもの。お名前の漢字からその意味を読み取り、イメージして書いた文字。それをお伝えすると…
「自分の名前が今まで好きじゃなかったけど、意味を理解したら好きになれた」
「この名前通りに自分は生きることができていると感じられた」
…と、ポジティブな感想がたくさん寄せられたのだといいます。
とっても素敵な感想ばかり!名前という身近なものがきっかけで、人生観まで変わりそうな体験ですね。
それをきっかけに、私自身も「名前」の持つパワーに気づきました。
まず自分の名前を筆で書いてみると、その意味に触れ自分の内面にも向き合い、日常に落とし込むことが出来るんじゃないかと思ったんです。
「まず名前から書いてみる」ことが、筆を持つことのハードルを下げるきっかけにもなればと思います。
子どもが習字を習うことのメリットは?
また、ご自宅の教室では3歳ぐらいの幼児さんからでも習字を教えられるそう。
子どもに習字を習わせたい!と思っているママやパパは多いと思いますが、習字を習うメリットって、どんなことがありますか?
小さい子も最初は「筆と友達になる」ぐらいの感覚で習い始めてOKだと思っています!始めるのが早いほど手が覚えてくれるし、字にクセがつきにくくなります。それに大きくなってからも基礎を忘れないのが良いところだ思います。
なるほど〜!私も息子に習わせたくなりました…!(字のキレイな男子はきっとモテるから…)
おそらくこれからますます手書きをすることが減っていくと思います。だからこそ美しく書ける人が貴重な存在になると私は考えています。
字は人となりを表すと言われるように、印象を良くも悪くも変えます。字を美しくそして心も美しくなってもらえるようお稽古していきます。
これからの目標
最後に、真知先生の今後の目標について伺いました。
書くことが少なくなったからこそ、手書きの美しさや魅力を広め、これからもたくさんの方に筆を持つことの楽しさや心地よさを感じてもらいたい。
字を美しく磨くことで心を磨くことにも繋がり自分をもっと大切に、好きになってもらえたらと思います。
そして、皆さんが参加しやすい心休まるひとときと感じていただける書道を通した憩いの場も作っていきたいと思っています。
今日のレッスンもとっても充実した時間で、久しぶりに筆で書く文字の良さを体験することができました!ありがとうございました!
真知先生、貴重なお話をお聞かせくださりありがとうございました!
▼真知先生のInstagramはこちら
https://www.instagram.com/machi_shonokissa2023/
月曜日・木曜日はLIVE配信あり!お稽古の体験やワークショップなど気軽にお問い合わせください。
▼公式LINE
最新情報の配信や登録特典もあり!筆耕のご依頼もこちらから。
おわりに
今回の「たなべログ」では、京田辺市で書道を通して自分らしく活躍されている、書道家の真知先生のお話をお届けしました。
真知先生のお話を伺って、私は個人的に共感することがめちゃくちゃいっぱいありました。
「いくつになっても自分らしく、好きなことを続けていたい」
それは私自身も、子育てが始まってから特に考え続けてきたテーマでもありました。
私の場合はそれが「絵を描くこと」なのですが、子育てや家のことと両立して、楽しみながらやっていく方法を今は模索中です。
真知先生はご自身の「書道」というスキルを磨き続け、子供から大人までたくさんの方にレッスンを通して書の楽しさを伝えておられます。
女性としてのライフステージが変化する中でも「好きなこと」を見つめ直したからこそ、先生の想いがこもった素敵なレッスンができているんだなと思いました。
まにっき
京田辺市で、小学生の男子2人を子育て中です。
イラストを描くことが趣味であり生きがい。
ココナラで似顔絵等のご依頼承ります!
お絵描きで地域貢献したいです。お気軽にお声がけくださいね。
ブログ https://mani-mag.com/
Instagram: @ma.nikki
X(Twitter): @mani_mag_com
こんにちは、京田辺市で子育て中のまにっきです。最近の暑さと雨&ジメジメにやられそうです…!